Macbook Air 勝負の夏 

2011/05/10
Tue. 15:40

design_power1_20101020.jpg

初代Macbook Airの発熱問題は割と有名な話だと思います。今回はそんな真面目なお話。
 Macbook Air初代機では、発熱量の大きい高性能のマイクロプロセッサーを薄型の筐体に押し込めたため、内部の熱暴走により、一つのコアが停止し、動作が遅くなるという問題がありました。Apple社はファームウエアの更新によりコアの停止を阻止しましたが、二つのコアで計200%のCPU能力に対して、130~150%しか発揮できず動作が重くなったり、ファンの騒音に不満を漏らすユーザーが増えました。

 新型のMacbook Airでは様々な発熱対策が仕組まれています。
 まず、あえてCPUの性能を下げたこと。例えば、11inchモデルでは、米Intel社の「Core 2 Duo」の中でも動作周波数が低く、“超低電圧品”と呼ばれる「SU9400」を選択しました。動作周波数は、初代機の1.6 GHzから1.4 GHzに落としています。また、製造プロセスが65 nm世代から45 nm世代に進化していることも手伝い、熱設計電力は,初代機の約20 Wから約10 Wに低減できました。CPUの性能の低下分は、SSDとGPUがうまく補い、軽快な動作を可能にしています。
 加えて、これまで使用していなかったヒートパイプを搭載し、グラファイト製の放熱シートを筐体に貼り付ることで、さらに熱を逃がしやすくしました。

 これらの対策の結果、新型のMacbook Airは、まさに絶賛の嵐でした。冷却ファンは、低負荷の使用時には動いていることに気付かないほどの静音性を実現しています。

 ただ、これらの熱設計が成功したかどうか、その結論を出すのはまだ早そうです。今のところ熱に対して目立った不具合や不満の報告はありませんが、それは初代機でも同様でした。初代機では、北半球で冬の時期に発売され、その直後には問題がありませんでしたが、夏が近づくにつれて不満の声が大きくなった経緯があります。

 ゴールデンウィークも明け、これから暑い「夏」がやってきます。そこで、新型のMacBook Airの真価が問われるといえそうです。


                            日経エレクトロニクス2010年12月13日号より

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この記事に対するComments:

熱問題

こんにちわ(^^)  

発熱問題は先代のairでAPPLEはかなり苦労をしていますから
今回のairは完璧を期していると思いますよ 45nm化と
クロックダウンはかなり効きますから

ま本当の所は夏を迎えて見ないと分かりませんけどね^_^

リンクの件ですが各リンクのBLOGにコメントでご挨拶をされては
どうですか 皆さん快くリンク了承されると思いますよ

それでは(^^)

koozyp #u5fDJfCA | URL | 2011/05/10 23:20 * edit *

Re: 熱問題

koozypさん、こんにちは(`・ω・´)/
コメントありがとうございます。

>発熱問題は先代のairでAPPLEはかなり苦労をしていますから
>今回のairは完璧を期していると思いますよ

そうでしょうね。同じ失敗を繰り返すことは考えにくいと思います。しかし、高い負荷をかけるとそれなりにファンの音が気になりますので、若干心配であります・・・(;・∀・)

>リンクの件ですが各リンクのBLOGにコメントでご挨拶をされては
>どうですか 皆さん快くリンク了承されると思いますよ

アドバイスありがとうございます!!

cogepa #- | URL | 2011/05/11 00:33 * edit *

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# |  | 2012/08/26 08:41 * edit *

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# |  | 2014/02/03 06:44 * edit *

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